Amazonアパレル出品者は対応必須!?新しいアパレル商品のサイズ基準を徹底解説!
こんにちは!
国内初のAmazon専門コンサルサービスを展開しているアグザルファです!
アグザルファブログではAmazon専門コンサルタントがAmazon出品に役立つ情報をお届けしています。
今回の記事は、特にアパレル商品を出品しているAmazon出品者の皆さんに読んでいただきたいと思います。
2021年1月12日からアパレル商品の新しいサイズ基準が導入されたことはご存知ですか?
これまで商品登録時に「推奨項目」であった下記項目が「必須項目」になりました。
・対象性別
・対象年齢層
・アパレルサイズ表記単位(国)
・アパレルサイズの表記方法
・アパレルサイズの値
※商品タイプ毎に入力する項目は異なります。
重要なことは、2021年2月19日以降、新規登録時に必須項目となる上記サイズ情報を記入しないと、Amazonがアパレル商品のサイズ基準を満たしていないとみなし、商品ページ上でのサイズ表記が「その他サイズ」と表記されてしまう可能性があります。
「アパレルサイズの基準って何・・・?」
「今まで何も気にしなくサイズ情報を記入していた・・・」
と思った方も多いはず!
そこで今回は新しいアパレル商品のサイズ基準について解説し、更に実際のサイズ項目の登録方法を解説いたします。
アパレル商品を扱っている出品者の皆さんは必見です!
目次
これまでのアパレル商品のサイズ基準
これまでのアパレル商品のサイズ基準とは、アルファベットサイズ、ウエスト、股下、身長…などの各部位のサイズを「サイズ【size_name】」や「サイズマップ【size_map】」へ、以下画像の「有効なサイズの例」に準じて入力しておくことで、絞り込み検索結果に有効になるといった効果がありました。
「有効なサイズの例」は以前からガイドラインとしてあったものの、「サイズ【size_name】」や「サイズマップ【size_map】」への入力はフリーテキスト(自由に入力)が可能だったため、「有効なサイズの例」に準じない入力(自社独自のサイズ表記など)をそのまま使用して商品ページ上に表示させることが可能でした。
後ほど解説いたしますが、今後導入される「新しいアパレル商品のサイズ基準」では、【 新規ASIN(新規商品) 】を対象に各部位のサイズは「Amazonがあらかじめ定める推奨値の範囲から選択」しなければなりません。
┃重要ポイント!
2月13日~2月18日までに「有効なサイズの例」に準じて入力していない【 既存ASIN 】は、アパレル商品のサイズ基準を満たしていないとみなし、商品ページ上でのサイズ表記が「その他サイズ」と表記されてしまう可能性があります。
ですので、2月13日~2月18日までに【 既存ASIN 】は「有効なサイズの例」に準じたサイズ表記へ変更対応する、もしくは新しいアパレル商品のサイズ基準で入力する必要が発生しますので、ご注意ください!
引用元:Amazon出品者のヘルプ アパレルサイズの基準
「有効なサイズ」の入力方法一例を解説いたします。
上記画像も併せてご覧ください。
例①:「アルファベットサイズ」のサイズ基準
上記画像「アルファベットサイズ」の「有効なサイズの例」を見てみましょう。
「アルファベットサイズ」の項目では、S、M、L、XL、1X、S-Mといった形式の入力方法となります。
ですので、新しいアパレル商品のサイズ基準が導入された後、
S、M、L、XL、1X、S-Mといったサイズ情報 ” 以外 “ で登録した場合、不適切なサイズ情報と見なされてしまう為、サイズ情報が商品ページ上から表示されなくなります。
例②:「首回りと裄丈」のサイズ基準
上記画像「首周りと裄丈」の「有効なサイズの例」を見てみましょう。
「首周りと裄丈」の項目では、「首回り52 cm丈59 cm」といった形式の入力方法となります。
ですので、新しいアパレル商品のサイズ基準が導入された後、
「首回り○cm丈○ cm」といったサイズ情報 ” 以外 “ で登録した場合、不適切なサイズ情報と見なされてしまう為、サイズ情報が商品ページ上から表示されなくなります。
新しいアパレル商品のサイズ基準が導入されるとどうなるの?
ここまでは、これまでのアパレル商品のサイズ基準について解説いたしました。
続いては、皆さまが気になっている新しいアパレル商品のサイズ基準が導入されることで、どのような変化があるのかいくつか抜粋して解説いたします!
新しいアパレル商品のサイズ基準って何?
「これまでのアパレル商品のサイズ基準」と「新しいアパレル商品のサイズ基準」の大きな変更点は、アパレルサイズの入力方法です。
これまで、サイズ情報を入力するとき「サイズ【size_name】」や「サイズマップ【size_map】」の項目は手入力で対応していたかと思います。
ですが、新しいアパレル商品のサイズ基準が導入されることで、今後はAmazonがあらかじめ定める推奨値の範囲から選択する形式になります。
サイズ情報の入力方法は後ほど解説いたします!
今までのサイズ情報はどうなるの?
これまでは、サイズ情報の入力は(商品名や箇条書きとは別で)「サイズ【size_name】」や「サイズマップ【size_map】」に入力していましたが、今後はサイズ情報として適用されなくなります。
え・・・既存ASINに入力したサイズ情報も適用されなくなるの・・・?
安心してください!
今回のアパレル商品サイズ基準の導入は【 新規ASIN(新規商品)】に適用されるため、【 既存ASIN 】は対応不要です。
ただし、注意点です!
前述でも解説しましたが、2月13日~2月18日までに、アパレル商品サイズの基準に記載されている「有効なサイズの例」を満たしていない場合は、期日までに「有効なサイズの例」に準じて商品情報を変更するか、新しいアパレルサイズ項目へサイズ情報の入力をする必要がありますのでご注意ください!
新しいアパレル商品のサイズ基準が導入される商品タイプ
新しいアパレル商品のサイズ基準は、全ての商品タイプに導入されるわけではございません。
例えば、商品タイプ「outwear」は対象外となります。
では、今回の新しいアパレル商品のサイズ基準の導入される商品タイプはどれなのでしょうか。
下記画像が導入される商品タイプ一覧になります⬇︎
引用元:Amazon出品者のヘルプ アパレル商品の出品方法
出品者へのメリット
Amazonの調査によると、アパレル商品の購入傾向として、サイズ名が有効な商品はサイズ名が無効な商品と比較して、商品詳細ページを閲覧した回数が高いそうです。
また、売上額についても同様に、サイズ名が有効な商品はサイズ名が無効な商品と比較して、売上額が高い結果が見られているとのこと。
新しいアパレル商品のサイズ基準が導入されることで、今まで以上に売上UPが期待できるでしょう!
新しいアパレル商品サイズ項目にサイズ情報を入力しなかったらどうなるの?
2月19日以降、新しいアパレルサイズ項目にサイズ情報を入力しなかった場合、アパレル商品のサイズ基準を満たしていないと判断され、商品ページ上に下記画像部分の「その他サイズ」として表示される予定です。
アパレル商品のサイズ基準に準じたサイズ情報を入力していない場合、サイズ情報が適切に表示されなくなり、転換率の低下に繋がる恐れがあります。
今後の新規商品登録ではサイズ情報の入力を徹底していきましょう!
新しいアパレル商品サイズの項目を解説!
下記項目は2月19日以降、アパレル商品における商品登録時に入力必須項目となります。
どのようなサイズ情報を記入すればいいのか、まとめましたのでご参考ください!
・対象性別: 商品の対象となる性別を選択します。
・対象年齢層:商品の対象となる年齢層を選択します。
・アパレルサイズ表記単位(国):アパレルサイズ表記単位(国)は、国(マーケットプレイス)固有のアパレルサイズを購入者に表示するために使用されます。
※日本がマーケットプレイスの場合、JPと表示されます。・アパレルサイズの表記方法:年齢, アルファベット, 数字サイズ, 身長, アルファベット ジャスポ, 号といったアパレルサイズの表記方法を選択します。
・アパレルサイズの値:7、S、M、1 Year、5号、150、3XOといったアパレルサイズの表記方法に則ったサイズ情報を選択できます。
今回の変更で少々ややこしい点が、商品タイプによって入力必須となるサイズ項目が異なるということ。
例えば、「シャツ」で商品登録をしている場合と「パンツ」で商品登録をしている場合で、入力すべきサイズ項目が異なります。
イメージしやすいように、一部商品タイプで説明いたします。
※項目名は在庫ファイルにおける名称となります。
①:アパレルサイズの入力必須となるサイズ項目
アパレルサイズに当てはまる商品タイプは「DRESS」、「SWEATER」、「COAT」などで登録している商品が対象になります。
これらの商品タイプの商品を登録をする場合、下記内容が入力必須項目となります。
・対象性別
・対象年齢層
・アパレルサイズ表記単位(国)
・アパレルサイズの表記方法
・アパレルサイズの値
商品タイプ別の入力必須項目は、下記画像のように一覧表となっていますので、こちらを確認しながら入力をしましょう!
引用元:Amazon出品者のヘルプ アパレル商品の出品方法
②:シャツサイズの入力必須となるサイズ項目
シャツサイズに当てはまる商品タイプは「shirts」で登録している商品が対象になります。
こちらの項目はシャツのサイズの表記方法により、いくつかのパターンで必須項目が異なります。
▼シャツサイズクラス(シャツのサイズの表記方法)にアルファベットサイズを選択した場合
・対象性別
・対象年齢層
・シャツサイズシステム(シャツのサイズ表記単位(国))
・シャツサイズクラス((シャツのサイズの表記方法)
・シャツサイズ値
▼シャツサイズクラス(シャツのサイズの表記方法)に首回りサイズを選択した場合
・対象性別
・対象年齢層
・シャツサイズシステム(シャツのサイズ表記単位(国))
・シャツサイズクラス((シャツのサイズの表記方法)
・首のサイズ(シャツの首回りサイズ)
・首のサイズの単位
▼シャツサイズクラス(シャツのサイズの表記方法)に首回り&裄丈サイズを選択した場合
・対象性別
・対象年齢層
・シャツサイズシステム(シャツのサイズ表記単位(国))
・シャツサイズクラス((シャツのサイズの表記方法)
・首のサイズ(シャツの首回りサイズ)
・首のサイズの単位
・袖の長さ(シャツの裄丈サイズ)
・袖の長さの単位
商品タイプ別の入力必須項目は、下記画像のように一覧表となっていますので、こちらを確認しながら入力をしましょう!
引用元:Amazon出品者のヘルプ アパレル商品の出品方法
➂:パンツの入力必須となるサイズ項目
パンツ当てはまる商品タイプは「pants」で登録している商品が対象になります。
シャツ固有サイズと同様に、パンツのサイズの表記方法で必須項目が異なりますので、いくつかのパターンを紹介させていただきます。
▼パンツサイズクラス(パンツのサイズの表記方法)にアルファベットサイズを選択した場合
・対象性別
・対象年齢層
・ボトムスサイズシステム(パンツのサイズ表記単位(国))
・ボトムスサイズクラス(パンツのサイズの表記方法)
・ボトムスサイズ値(パンツのサイズ)
▼パンツサイズクラス(パンツのサイズの表記方法)にウエストのサイズを選択した場合
・対象性別
・対象年齢層
・ボトムスサイズシステム(パンツのサイズ表記単位(国))
・ボトムスサイズクラス(パンツのサイズの表記方法)
・ウエストのサイズ(パンツのウェストサイズ)
・ウエストサイズの単位
▼パンツサイズクラス(パンツのサイズの表記方法)にウエスト&股下のサイズを選択した場合
・対象性別
・対象年齢層
・ボトムスサイズシステム(パンツのサイズ表記単位(国))
・ボトムスサイズクラス(パンツのサイズの表記方法)
・ウエストのサイズ(パンツのウェストサイズ)
・ウエストサイズの単位
・股下の長さ(パンツの股下サイズ)
・仕立ての長さの単位
商品タイプ別の入力必須項目は、下記画像のように一覧表となっていますので、こちらを確認しながら入力をしましょう!
他の商品タイプに関しても、シャツやパンツのように入力必須となるサイズ項目が同じ商品タイプでも異なる場合がありますが、基本的には今まで解説した流れに沿って入力を進めましょう!
実際にサイズ情報入力手順を解説!
商品タイプ毎に入力必須となるサイズ項目が必要になることが理解できたところで、実際に在庫ファイルを使用する場合の入力手順を「アパレルサイズ」を一例にして解説いたします。
新しいサイズ項目の入力手順
①対象性別: 商品の対象となる性別を選択します。
※今回はmale(男性)を選択します
↓
②対象年齢層:商品の対象となる年齢層を選択します。
※今回は大人を選択します。
↓
③アパレルサイズ表記単位(国):アパレルサイズ表記単位(国)は、国(マーケットプレイス)固有のアパレルサイズを購入者に表示するために使用されます。
※日本がマーケットプレイスの場合、JPと表示されます。
↓
④:アパレルサイズの表記方法:年齢, アルファベット, 数字サイズ, 身長, アルファベット ジャスポ, 号といったアパレルサイズの表記方法を選択します。
※今回はalpha(アルファベット)を選択します。
↓
⑤:アパレルサイズの値:7、S、M、1 Year、5号、150、3XOといったアパレルサイズの表記方法に則ったサイズ情報を選択できます。
※今回はSを選択します。
実際に在庫ファイルへサイズ情報を入力してみると、以下のようになります⬇︎
あれ?在庫ファイルにサイズ項目が無い・・・?
古い在庫ファイルの場合、新しいサイズ項目が存在していない場合があります。
今回必須化されるサイズ項目に関しては、2020年8月31日以降推奨値として在庫ファイルに追加されています。
そのため、2020年8月31日より以前にダウンロードした在庫ファイルにはサイズ項目がありません。
古い在庫ファイルで現在も商品登録されている場合は、今回の新しいアパレル商品のサイズ基準に合わせて新しい在庫ファイルをダウンロードすることをお勧めします!
まとめ
今回は新しいアパレル商品のサイズ基準について解説いたしました。
正直申しますと、ややこしいです…
以前に比べて複雑になった印象ですが、以下ポイントを抑えることで対応できるはずです!
┃重要な3ポイント
➀:アパレル商品の新しいサイズ基準の導入により、2月19日以降から新しいサイズ項目値へ入力が必須化
➁:有効なサイズ情報を入力している場合、既存ASINのサイズ情報の更新は必要が無い
➂:商品タイプ毎にサイズ情報を入力する項目値が異なる
ぜひ覚えて帰ってくださいね!
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